都城市議会議場(同市ホームページより)
宮崎県都城市の2カ所の窓口で温水智久市議による不当要求やパワハラと疑われる行為があったと市側の申し入れを受け設置した、市議会政治倫理審査会の第2回会合が29日あった。温水市議は障がい福祉課で大声を出すなどしたことは認めた一方、こども家庭課での類似の行為は否定。不当要求、パワハラに「当たらないと思う」との認識を示した。
市によると、温水市議は7月31日午後3時15分から約1時間半、障がい福祉課で対応への不満を大声で怒鳴り、呼び鈴を連打した。その後、業務時間外に、こども家庭課で同様の行為をしたとされる。
温水市議は、障がい福祉課には障害者虐待で、こども家庭課には生活保護の相談で訪れたと説明。障がい福祉課には3分ほどいた後、職員の勧めに従い個室に移ったとして「窓口と、室内で10分ほど、ヒートアップした物言いをした。職員からも1回、『話を聞け』と大声を出された」と述べた。
次回は9月5日、市職員を参考人に呼ぶ。市側からの「職員が特定されるのを避けてほしい」との要請を受け、非公開で開く。