「まちの健幸ひろば」で健康チェックを受ける参加者=鹿児島県志布志市の生協コープしぶし店
鹿児島県の志布志市健康長寿課は、毎月第4金曜日に同市の生協コープしぶし店で、市民らが各種測定や健康相談を無料で受けられる「まちの健幸ひろば」を開いている。毎日の生活で健康にいい習慣を取り入れ、楽しみながら健康づくりに取り組んでもらう狙い。買い物ついでに健康チェックが気軽にできると好評だ。
3月に策定した「健康増進計画(第3次健康しぶし21)」に基づく企画。市と包括連携協定を結ぶ生活協同組合コープかごしま、生命保険会社が会場提供や運営に協力する。
体組成や血圧、握力の測定、血管年齢チェックに加え、専用の機器に手のひらをかざして野菜摂取量を推定する「ベジチェック」や健康相談が受けられる。定期的に測ることで体の状態や変化を知り、食事や運動の意識付けにつなげようと、参加者に測定記録を記入する健康手帳を渡す。
7月にスタートし、初回は110人、2回目となった8月22日は115人が参加した。初めて訪れた同市志布志町安楽の川野よしえさん(79)は「昔、骨粗しょう症と診断されて毎日1万6000歩歩いているが、体力が気になっていた。大好きなゴルフを主人と続けるため、今日の結果を目安に生活を工夫したい」と話した。
午前10時~午後6時。予約不要。気になる測定だけでも受けられる。市健康長寿課=099(472)1111。