始業式で復旧作業について話す西耕治校長=1日、姶良市の竜門小学校
鹿児島県内のほとんどの公立学校で1日、2学期の始業式があった。8月8日の記録的大雨で被災した姶良市の竜門小学校(48人)では、周辺で復旧工事が進む中、児童たちが元気に登校した。
竜門小は近くを流れる網掛川があふれ、校庭やプール、敷地内にある児童クラブなどに大量の土砂が流れ込んだ。教職員や地元建設業者、ボランティアらが急ピッチで除去作業に当たり、校庭とプールは8月中に作業を終えた。
始業式で、西耕治校長は「たくさんの方の温かい心で学校は支えられている。感謝の気持ちを忘れずに頑張ろう」と呼びかけた。児童代表の4年生、岩下茜さんは「心配したけど、今は前向きな気持ち。運動会で楽しい思い出をつくりたい」と意気込みを語った。