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気象庁は1日、今年の梅雨入りと梅雨明けの時期の確定値を発表した。鹿児島県本土を含む九州南部は5月16日ごろ梅雨入りし、全国で最も早いとされていたが、沖縄と奄美の梅雨入りが5月5日ごろに修正されたため、統計を取り始めた1951年以降初の事象とはならなかった。
奄美の梅雨入りは5月5日ごろ(速報値5月19日ごろ)、梅雨明けは6月9日ごろ(同6月19日ごろ)となり、梅雨明けは統計を取り始めて以降最も早い。九州南部は梅雨入り、梅雨明け(6月27日ごろ)とも速報値のまま確定した。
今年は偏西風が平年より北寄りを流れた影響で季節の進行がかなり早く、全国的に梅雨入り、梅雨明けが早くなった。過去最も早い梅雨入りは近畿と北陸。最も早い梅雨明けは沖縄、奄美、九州北部、四国、中国、近畿、関東甲信、北陸で記録した。