【台風15号情報】種子島や宮崎の東通り北上――5日は一転、高気圧に覆われ危険な暑さに注意 鹿児島県内

2025/09/04 22:14
 台風15号は4日、鹿児島県奄美大島の東海上で発生し、種子島や九州の東を北上した。気象庁によると、4日午後9時現在、延岡市の東北東約40キロにあり、時速25キロの速さで北北東へ進んだ。台風の影響で鹿児島県内では4日、種子屋久航路を中心に欠航が相次いだ。5日は高気圧に覆われて晴れ、県全域に熱中症警戒アラートが発表されている。

 鹿児島地方気象台によると、4日の雨量は、西之表市61ミリ、肝付町内之浦58.5ミリ、同町前田52.5ミリ、志布志市と南大隅町43ミリ(午後6時まで)。西之表市では1時間に35ミリの激しい雨が降った。宮崎県では線状降水帯が発生した。


 5日は台風や湿った空気の影響が残り、曇りや雨が降る所もあるが、高気圧に覆われて晴れる。予想最高気温は鹿児島市34度、鹿屋市33度、奄美市33度。気象台は、気温が著しく高く、熱中症になりやすい危険な暑さとなることが予想されるとしている。

 気象庁によると、台風15号は3日午前3時ごろ、奄美大島の東約140キロで発生した。午後9時現在の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル。進路予報図の中心を進めば、四国、本州に上陸するとみられる。

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