鹿児島県志布志市は5日、市役所執務室で撮影したとみられる画像を同市議会議員が無断で交流サイト(SNS)に投稿したと明らかにした。2024年に撮影されたとみられ、市は7月から来庁者の執務室への入室を制限している。同日の市議会一般質問で答えた。
市によると、投稿時期は不明。2月に内部通報があり判明し、関係者を通じて投稿の削除を要請した。市議の氏名や投稿した目的、画像に含まれる情報の内容などは明らかにしていない。氏名や住所など個人情報は含まれていないという。
この事案を受け3月、県DX推進アドバイザーを招き防止策として入室制限を検討。4月の市DX推進会議で導入を決定し、ゾーニングマップ作成や職員の周知期間を経て7月1日に始めた。
下平晴行市長は「再発防止策を講じることが急務と判断した。市民に安心していただけるよう情報セキュリティー向上に全力を挙げて取り組む」と答弁した。