SNSの活用が若者に響いた? 参院選18・19歳の投票率は36.32% 前回より8.13ポイント上回る

2025/09/07 06:30
 鹿児島県選挙管理委員会は5日、7月の参院選の年齢別投票状況を発表した。10代投票率は36.32%で、前回2022年の参院選を8.13ポイント上回った。18歳は40.10%(前回比9.33ポイント増)、19歳は32.07%(6.80ポイント増)だった。

 10代の投票率を24年の衆院選と比べると2.68ポイント上回り、同年の県知事選からは9.62ポイント増加した。各党が交流サイト(SNS)を積極的に活用したことも影響したとみられる。県選管は「30代までの若年層を中心に低投票率の傾向があるため、若年層に対するSNSなどを通じたより効果的な啓発活動を心がけてきた」としている。

 市町村別(有権者数が少ない与論町、三島村、十島村、大和村、宇検村の1町4村は合算)では、長島町の45.86%が最高で、天城町の6.41%が最も低かった。有権者数が最多の鹿児島市は38.33%。3町が20%を割った。

 一方、県が独自に実施した年齢別抽出調査では10代は35.30%で、最も低かった。

 ほかの抽出調査の年齢別投票率は次の通り。
 
 20~24歳38.73%▽25~29歳52.14%▽30~34歳55.83%▽35~39歳56.51%▽40~44歳57.22%▽45~49歳61.50%▽50~54歳64.70%▽55~59歳65.66%▽60~64歳69.47%▽65~69歳71.35%▽70~74歳70.77%▽75~79歳70.51%▽80歳以上45.24%

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