一度は辞めると言ったが…自民・森山氏「恥を忍んでやらざるを得ない」 鹿児島県連の会長続投に理解求める

2025/09/07 11:14
会合の冒頭であいさつする森山裕県連会長=6日、鹿児島市真砂町の自民党県連
会合の冒頭であいさつする森山裕県連会長=6日、鹿児島市真砂町の自民党県連
 自民党幹事長を務める鹿児島県連の森山裕会長は6日の執行部役員・選挙対策常任委員会で、参院選鹿児島選挙区での公認候補落選を受け辞意を示した自身と野村哲郎選対委員長が、今後も役職を続投することを報告し、理解を求めた。会合後の会見で森山氏は「長く続けており、いつまでもできるものでないと承知している。恥を忍んで引き続きやらざるを得ないのだろうなと思う」と述べた。

 会合の冒頭、森山氏は「選挙に対しての責任は感じているが、取りあえず務めさせていただく」と説明。会見では「辞めると言ったのに辞めないじゃないか、という批判もある。そこは忍んでいかざるを得ない」と強調した。

 8月あった県選出国会議員らによる会議で、野村氏から県連会長と自身の辞意と後任案が示されたものの、所属議員や党員からの慰留を受け、続投が決まった。経緯を巡り野村氏は「私がチョンボをして、すぐに(後任の)名前を出してしまい、迷惑をかけた」と語った。

 森山氏は自民幹事長を辞任する考えを表明し、進退を石破茂首相に一任している。今後について「私は人事権者の人事権を越えて判断することは政治家としてやってはいけないとの信念を持っている。後は人事権者に判断をいただく」と述べた。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >