気象庁は19日、鹿児島県屋久島町口永良部島の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。火山活動が低下し、新岳と古岳に影響を及ぼす噴火の可能性が低くなったと判断した。レベル1は4月以来。
気象庁は火山性地震の増加などを受け、4月にレベル2、6月にレベル3(入山規制)に引き上げた。火山性地震は7月ごろから減少し、9月5日にレベル2へ引き下げていた。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も少ない状態で推移している。
福岡管区気象台は、火山灰の噴出や高温の噴気、火山ガスに注意し、危険地域には入らないよう警戒を呼びかけている。