うんとよく見て〝清き一票〟を――平川動物公園で動物のうんち総選挙 名前を伏せて14種の現物を展示、1位の持ち主は公約実行

2025/09/23 14:00
展示されたうんちをのぞく来園者=鹿児島市の平川動物公園
展示されたうんちをのぞく来園者=鹿児島市の平川動物公園
 うんと関心を持って-。鹿児島市の平川動物公園で、形や大きさから来園者がお気に入りを選ぶ「うんち総選挙」を開催中だ。園で飼育する鳥類や哺乳類14種の現物を、動物名を伏せて公約とともに展示し、“清き一票”を呼びかけている。11月3日まで。

 動物の生態について、楽しく学んでもらおうと初めて企画した。どうぶつ学習館には、直径約5ミリから長さ30センチ以上まで乾燥させた実物が並ぶ。アマミノクロウサギやアジアゾウなどがエントリーし、名前の代わりに「特別ガイドの実施」「赤ちゃんの命名権」など1位になった際の公約を掲示する。

 企画を考えた伊藤僚飼育員(31)は「うんちは健康管理の大事なバロメーター。いろんな動物に関心を持ってほしい」と説明した。洋式トイレを模したふた付き箱に入れるなどユーモアもたっぷり。13日に訪れ、箱をのぞき込んだ同市の西陵小学校4年、島木咲羽さんは「来年の夏休みに自由研究で取り上げたい」、弟の友也ちゃん(5)は「大きさが全然違う」と驚いていた。

 投票結果は11月8日に発表。園では同15日に公約実現イベントを開催する。

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