辺境の地で時代の変革にどう立ち向かったか――「島津家と伊達家」展 あす26日開幕 国宝12点など150点、黎明館

2025/09/25 07:00
展示作業が進む黎明館企画特別展「島津家と伊達家」=24日、鹿児島市の黎明館
展示作業が進む黎明館企画特別展「島津家と伊達家」=24日、鹿児島市の黎明館
 黎明館企画特別展「島津家と伊達家」(南日本新聞社など主催)が26日、鹿児島市の同館で始まる。鎌倉初期に九州と東北に所領を与えられた両家が、地政学的に不利な辺境の地で時代の変革にどう立ち向かったのか、国宝12点と国指定重要文化財16点を含む約150点の資料で振り返る。11月3日まで。

 両家の始まり、近世初期、近世中期、幕末、維新後の5章立てで紹介。「島津家文書」(国宝)「島津斉彬所用陣羽織」「伊達政宗書状」(国指定重要文化財)「伝伊達政宗所用金茶糸威(おどし)五枚胴具足」などを展示する。

 同館では9月24日、学芸専門員らが展示作業を行い、島津貴久が永禄元(1558)年に鹿児島神宮に寄進した「色々威胴丸 兜・大袖付(肩萌黄)」(国指定重要文化財)などを確認した。

 一般800円、大学生500円、高校生以下・障害者無料。黎明館=099(222)5100。
 

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >