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鹿児島県警は24日、県内の50代男性が「暗号資産が凍結されている。解除のサポートをする」と偽りの内容を語ったうそ電話詐欺に遭い、約3000万円相当をだまし取られたと発表した。2月上旬、男性のスマートフォンに「+(プラス)」が付いた国際電話番号から着信があり、やりとりが始まったという。
県警組織犯罪対策課によると、最初に接触してきたのは米国の政府機関職員を装った女性で、日本語を話していた。以降、女性の同僚を名乗る人物からも連絡が来るようになり、「資産証明が必要」などと言われたため、6月中旬までに計9回送金した。不審に思った男性が8月上旬、県警に相談して発覚した。
同課は「国際電話番号を悪用した被害が多発している」と強調。固定電話には国際電話の発着信を休止できる手続きがあるとして、活用を呼びかけている。