〈資料写真〉香港航空機=2019年7月、霧島市の鹿児島空港
鹿児島県は25日、7月から運休している香港航空の鹿児島-香港の定期便について、2026年3月28日まで延長になると明らかにした。県によると、25日夕に同社から連絡があった。撤退の意向ではなく、再開に向けた検討はしているという。
現地では「7月に日本で大地震が起きる」とのうわさが広がった影響で訪日需要が低迷し、同社は10月25日までの運休を決定。冬季ダイヤに切り替わる同26日以降も需要の回復が見込めず、運休の延長を伝えていた。
県への25日の説明によると、鹿児島空港(霧島市)と同じく運休中の熊本、仙台、中部3空港も3月28日まで延長する。同社はこれまで、県に「訪日需要を見定めたい」と説明しており、再開時期についての言及はなかった。
同社の鹿児島空港発着便は週4往復あった。県交通政策課は「早期再開に向けて同社との意見交換や協議を継続していく」とした。