収穫のピークを迎え、掘り起こされた安納芋=26日、西之表市安納
鹿児島県種子島の特産で、ねっとりとした甘さが人気の安納いもが収穫のピークを迎えている。発祥の地とされる西之表市安納の畑では26日、大きく成長した芋が次々と掘り起こされた。
中園ファームの畑は約15ヘクタール。サツマイモ基腐(もとぐされ)病対策で数年前から土壌改良を重ねた成果もあり、形、味ともに良好で、12月初旬までに300~400トンの収穫を見込む。
収穫後は温度と湿度を管理した密閉コンテナで貯蔵し、糖度を高めてから出荷する。中園大輔社長(47)は「今年は例年以上に甘さが詰まっており、貯蔵なしでも十分なほど。ぜひ味わってほしい」と話した。