中国海洋調査船「向陽紅22」から海中に延びるパイプのようなもの(中央)=1日午前(第10管区海上保安本部提供)
1日午前6時55分ごろ、奄美大島周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中に延ばしているのを第10管区海上保安本部が確認した。同じ調査船は9月28日、30日にも近くのEEZで活動が確認されている。日本に同意のない海洋調査の疑いがあるとみて、海上保安庁の巡視船が無線で中止を要求した。
10管によると、現場は奄美大島の西約396キロの海域。中国船は航行を続け、巡視船は監視と中止要求を継続している。無線への応答はない。