警察官だって暑いよ ポロシャツ制服と小型ファン付きベストを鹿児島県警が試験導入 現場は「これなら快適」

2025/10/08 11:00
ポロシャツ型制服を着用する警察官(両端)と、従来の制服の上に空調ベストを着用する警察官=6日午後1時35分ごろ、鹿児島市の鹿児島中央駅前交番
ポロシャツ型制服を着用する警察官(両端)と、従来の制服の上に空調ベストを着用する警察官=6日午後1時35分ごろ、鹿児島市の鹿児島中央駅前交番
 鹿児島県警は7日までに、暑さ対策の一環として、ポロシャツ型の制服と小型電動ファンを内蔵したベストを試験導入した。2026年以降の本格導入を見込む。25年は鹿児島市の鹿児島中央駅前交番に先行支給した。

 警察庁が3月、警察官に支給する制服の規則を見直し、埼玉県警など各地で試験的に着用されている。

 今回、鹿児島県警はポロシャツ7着を支給。ポリエステル製で、これまでの綿製シャツと比べて通気性に優れ、乾きやすくしわになりにくい。長袖と半袖の2種類ある。同交番の松元明久警部補(44)は「従来のシャツだとなかなか汗が引かなかった。これなら快適に活動でき、アイロンの手間も省ける」と期待した。

 電動ファンや充電式冷却プレートを搭載したベストも導入。耐刃防護衣の下に着用する。気化熱を利用して冷やすベストもあり、計14着が支給された。

 県警会計課によると、かねてより現場の警察官から暑さ対策を求める声が寄せられていた。同課の前田智宏理事官は「現場の意見を集約し、本格導入に向けて検討を進める」と話した。

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