【台風23号=最新情報】奄美最接近は11日未明から昼すぎか――その後は北東に進路を変える見込み

2025/10/10 22:28
 台風23号は10日、日本の南を西に進んだ。11日未明から昼すぎにかけて鹿児島県奄美地方に最も接近し、その後北東に進路を変えて種子島・屋久島地方に11日夕、県本土に夜の初めごろ最接近する見込み。

 気象庁によると、台風23号は10日午後9時現在、南大東島の北北西約140キロでほとんど停滞した。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルで、最大瞬間風速25メートル。中心の東220キロ、西165キロ以内で風速15メートル以上の強風が吹いている。

 台風周辺の湿った空気が流れ込み、県内は11日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れがある。奄美や種子・屋久では局地的に雷を伴った激しい雨が降る所がある。

 11日に予想される1時間雨量は多い所で、種子・屋久と奄美、十島村30ミリ。11日午後6時までの24時間予想雨量は種子・屋久120ミリ、奄美と十島村60ミリ。11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は奄美北部20メートル(30メートル)、種子・屋久17メートル(30メートル)、奄美南部と十島村15メートル(25メートル)、大隅の海上14メートル(25メートル)。

 台風の中心は、11日午前9時には奄美大島の東南東80キロ、同午後9時には屋久島の南東120キロ付近に達する見込み。

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