中学卒業まもなくがんで入院。不安と孤独の中で気付いた大切なこと――鹿児島玉龍高2年菅原さん、県高校弁論大会で闘病体験語り最優秀賞

2025/10/12 14:30
鹿児島県高校文化連盟弁論大会で最優秀賞に選ばれた菅原こなつさん=鹿児島市のサンエールかごしま
鹿児島県高校文化連盟弁論大会で最優秀賞に選ばれた菅原こなつさん=鹿児島市のサンエールかごしま
 第9回鹿児島県高校文化連盟弁論大会が11日、鹿児島市のサンエールかごしまであった。14人が出場し、鹿児島玉龍高2年の菅原こなつさんが最優秀賞に選ばれた。来年7月、秋田県能代市で開かれる全国大会に出場する。

 菅原さんは「失いかけて見えた日常の輝き」の演題で登壇。中学卒業後にがんが見つかった闘病体験を振り返り、家族や友人と過ごす日々の貴さを語った。

 高校に入学してすぐ、手術や抗がん剤治療のため入院生活を余儀なくされた。不安や孤独にさいなまれた当時の心境を述懐。病を乗り越え、「何げない毎日が奇跡であり、幸せなことだと知ってほしい」と訴えた。

 他の主な入賞者は次の通り(敬称略)。

 優秀賞 伊井綾音(沖永良部)横山奈弥(錦江湾)道上葉月(出水)

 ※菅原さん、伊井さん、横山さんは、今年12月の九州大会(沖縄県浦添市)に出場する。

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