遺児の進学ピンチ! 助けて“あしなが”さん――資金不足で申請者の4割が不採用…街頭募金で協力呼びかけ「力を貸して」 鹿児島市で19、25、26日も

2025/10/19 08:00
街頭で募金活動を行う奨学生ら=18日、鹿児島市中央町
街頭で募金活動を行う奨学生ら=18日、鹿児島市中央町
 病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが育英会」の募金活動が18日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前などであった。奨学金を受けている学生やボランティアらが協力を呼びかけた。

 奨学生で宮崎大学農学部2年の浜西美優さん(19)は、支援してくれる人と直接触れ合いたいと参加した。「さまざまな理由で奨学金を借りている人は多い。みなさんの力を貸してほしい」と訴えた。

 募金に応じた九州一周中の会社員、永瀬修之さん(52)=兵庫県=は「信頼できる団体なので安心して寄付した。頑張っている学生の一助になれば」と話した。19、25、26日も正午〜午後6時、同駅前と天文館通電停前で行う。

 事務局によると、2025年度は過去2番目に多い3217人が奨学金を申請したが、資金不足のため1339人(41.6%)が不採用となった。鹿児島では47人が申し込み、21人が給付を受けられなかった。県内の奨学生は9月1日現在で118人。

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