街頭で募金活動を行う奨学生ら=18日、鹿児島市中央町
病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが育英会」の募金活動が18日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前などであった。奨学金を受けている学生やボランティアらが協力を呼びかけた。
奨学生で宮崎大学農学部2年の浜西美優さん(19)は、支援してくれる人と直接触れ合いたいと参加した。「さまざまな理由で奨学金を借りている人は多い。みなさんの力を貸してほしい」と訴えた。
募金に応じた九州一周中の会社員、永瀬修之さん(52)=兵庫県=は「信頼できる団体なので安心して寄付した。頑張っている学生の一助になれば」と話した。19、25、26日も正午〜午後6時、同駅前と天文館通電停前で行う。
事務局によると、2025年度は過去2番目に多い3217人が奨学金を申請したが、資金不足のため1339人(41.6%)が不採用となった。鹿児島では47人が申し込み、21人が給付を受けられなかった。県内の奨学生は9月1日現在で118人。