選挙公約は守ります――えびの市長 報酬3割カットへ条例改正案 同様に掲げた「高齢者・低所得者対象の水道料金減免」は…

2025/10/21 11:43
えびの市役所正面玄関前で支持者から花束を受け取る中山義彦市長=14日
えびの市役所正面玄関前で支持者から花束を受け取る中山義彦市長=14日
 宮崎県えびの市の中山義彦市長は17日、就任後初の定例会見を開き、選挙公約として掲げた市長報酬の3割削減について、22日開会する市議会定例会の会期中に、2年間の削減を盛り込んだ報酬条例改正案を出す方針を明らかにした。

 中山市長は特別職等報酬審議会に削減案を諮問しており、来週、答申を受け次第、条例改正案を追加提案する。同様に公約に掲げた高齢者や低所得者を対象とした水道料金減免や灯油、LPガスの購入補助策については、「今定例会に間に合わなかったが、財政状況を鑑みながらなるべく早く取り組みたい」と述べた。

 4億725万円を追加した2025年度一般会計補正予算案(総額158億2258万円)も発表。主な補正は、えびの産牛肉の消費、流通拡大補助金955万円など。えびの産を取り扱っている市内5店舗での牛肉購入を割り引くほか、イスラム教の戒律に従ったハラル対応の食肉処理場に牛を出荷した農家に処理費の半額を補助する。

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