説明書や郵送の封筒と共に届けられた国勢調査
鹿児島県は国勢調査が未回答の世帯を対象に、早めの回答を促している。当初8日だった期限を総務省が延長した。同日までの県内回答率は64.5%で全国平均を1.4ポイント下回る。県の担当者は「5年に1度の国の最も大事な統計調査」とし、回答を呼びかけている。
県統計課によると、回答の内訳はネット42.7%、郵送21.8%。ネット回答率は都道府県別で35位だった。前回2020年の同時期の31.5%より増えたが、今回の全国平均45.4%には届いていない。県は「24時間回答でき、所要時間は5~10分程度」とネット利用を勧める。
今月27日まで調査員が再訪問し、回答に必要な調査票を配る。高田弘信課長は「調査票が手元にない場合は、県や住んでいる市町村に連絡してほしい」と話した。
調査に関し不審なメールなどの相談が、8日時点で県や18市町村に計52件あったことも明らかにした。県は「メールで回答を依頼することはない。不審なURLには絶対にアクセスしないで」としている。