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鹿児島県警組織犯罪対策課と南さつま署は22日、詐欺未遂の疑いで、台湾の女(44)を現行犯逮捕した。この捜査で別の事件が浮上し、出水署と同課は23日、詐欺容疑で台湾の男(42)を緊急逮捕した。いずれも自称で、住所と職業は不詳。県警が24日発表した。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の受け子役とみて調べている。
女の逮捕容疑は15〜22日、氏名不詳者らと共謀し、警察官などになりすまして南さつま市の80代女性にうその電話をかけ、女性方敷地内に現金約200万円とキャッシュカードを入れた袋を置かせて持ち去ろうとした疑い。男は6〜23日、同様の手口で出水市の80代女性から現金100万円入りの封筒を持ち去った疑い。
同課によると、2人の関係は捜査中。南さつま市の事件では「だまされたふり作戦」を実施した。出水市の事件は23日午後2時前に出水署が把握。署員らが同午後3時ごろJR出水駅構内で男を見つけた。