買い物客でにぎわう北海道物産展の会場=5日午前、鹿児島市の山形屋
鹿児島市の山形屋で5日、北海道の逸品が集まる「北海道の物産と観光展」が始まった。初出店13社を含む120社が海産物やスイーツなど約2800品を販売する。北の味を求めて開店前から約320人が列をつくった。26日まで。
特産の海鮮や肉の弁当、いかめしといった定番商品に加え、旬の果物を使うリキュールや十勝産チーズのフロマージュなどが初登場する。島田竜二食品統括部長(46)は「会期途中で出店者も一部入れ替わり、何度来ても楽しめる。バイヤーが厳選した名物を味わって」と呼びかける。
鹿児島市平之町の会社員有満千郁子さん(52)は母のよし子さん(75)と来場。「今年もこの季節がやってきた。スイーツを中心に、食べたことのないものを一つでも買うのが楽しみ」と笑顔で話した。
同展は今年61回目。昨年の売り上げは9億3634万円で、道主催の物産展では売り上げ日本一を36回記録した。今年は9億6000万円を目指す。11、19日は店舗入れ替えのため、1号館6階催場と天文館ベルク広場は閉場する。