記者会見する立憲民主党の野田代表=8日午前、国会
立憲民主党の野田佳彦代表は8日の記者会見で、米国側が相互関税の大統領令を修正するとの赤沢亮正経済再生担当相の説明に関し「いつ修正されるか分からず、先行き不透明感が払拭できない」と懸念を示した。自民党の坂本哲志、立民の笠浩史両国対委員長は国会内で会談し、赤沢氏を来週、衆院予算委員会理事懇談会に呼び、経緯を聴取する方針で一致した。
自民の小野寺五典政調会長は記者団に対し「一つ一つ細心の注意を払って、慎重に確認しながら合意を進めてほしい」と述べ、政府に注文した。日米間の見解の相違については「合意文書がなかったから、ずれがあったということには、すぐにはつながらない」と指摘した。