石川県かほく市の海岸から観測された竜巻=8日午前10時18分
8日午前10時15分ごろ、石川県羽咋市の職員から「海上に竜巻がある」と気象庁に通報があった。気象庁は同40分過ぎ、能登地方で竜巻などの激しい突風が発生したとみられると発表した。竜巻はその後、消失。地元消防や金沢海上保安部によると、船舶などへの被害は確認されていない。
共同通信記者は同時刻ごろ、石川県かほく市の海岸から竜巻を目撃。黒い雲から海上に向け、竜巻の渦が発生し、海水を巻き上げている様子が見えた。
金沢地方気象台によると、石川県では8日夜遅くにかけ、湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる見込み。