核肯定派とも「交流を」 米でサーローさん映画上映

2025/08/08 16:35
 7日、米テネシー州ノックスビルで上映されたサーロー節子さんのドキュメンタリー映画(共同)
 7日、米テネシー州ノックスビルで上映されたサーロー節子さんのドキュメンタリー映画(共同)
 【ノックスビル共同】米軍が広島に投下した原爆の製造を支えた米南部テネシー州ノックスビルで7日、核廃絶を訴えるカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(93)のドキュメンタリー映画が上映された。製作したニューヨーク在住の被爆2世竹内道さん(69)は「核保有に肯定的な人たちとも映画を通じて交流していきたい」と語った。

 米国による原爆開発の「マンハッタン計画」ではウラン濃縮のため、テネシー州に「秘密都市」が建設され、戦後にオークリッジと名付けられた。地元の平和団体の主催で映画「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」を数十人が鑑賞し、上映後に拍手を送った。

「主要」ニュース(最新15件) >

日間ランキング >