岐阜県警本部で開かれた、特殊詐欺被害を防ぐ啓発動画コンテストの最終審査会=8日午前
固定電話での特殊詐欺被害を防ごうと、岐阜県警は全職員を対象に2分20秒以内の啓発動画を募り、コンテストを実施した。最終審査会が8日に開かれ、つなぎ合わせなどの編集をしない一発撮りや通販番組を模した作品などが集結。従来の広報動画の殻を破り、年代を問わず興味を引く発信力を求めた。
計118点の応募があり、予備審査などを通過した動画8作品を、三田豪士本部長や記者ら計10人が審査した。
最優秀賞には、鳴る固定電話に出ようとすると矢が飛んでくるなど数々のトラップで電話に近づけない物語を手描きの漫画で描き、防犯機能付き電話機の購入などを促した広報県民課の近藤秀哉巡査部長の作品が選ばれた。