無装飾の路面電車の車両「782号―GRAY―」
愛知県豊橋市で路面電車を運行する豊橋鉄道は9日から、彩色や広告掲示がない灰一色の車両「782号―GRAY(グレイ)―」を走らせる。同社は「ありのままの車両の姿を写真に収めるなどして楽しんでほしい」としている。24日まで。
同社によると、全16両を運行し、14両は地元企業を中心とした広告が全体的に施され、2両は白やクリーム色などに塗装されている。782号は広告移行期間が長く生じたため「面白いのでは」と下地のまま無装飾での運行を決めた。駅前―赤岩口・運動公園前間を結ぶ市内線を1日約15往復する予定。
25日以降は企業広告が施され、灰色車両は姿を消す。市内線は今年、開業から100周年を迎えた。