クマのイラスト
北海道は19日、知床の羅臼岳(1660メートル)で登山中、ヒグマに襲われ死亡した東京都の会社員曽田圭亮さん(26)の衣類に付着した体毛などのDNA型を鑑定した結果、現場付近で駆除された親子3頭のうち母グマと一致したことが分かったと発表した。
道警などによると、曽田さんは14日、標高550メートル付近の登山道で襲われ、襲撃現場から約200メートル離れた山の斜面で15日に見つかった。近くにいたヒグマの親子3頭をハンターが駆除。道立総合研究機構の鑑定で、衣服から採取した体毛・唾液と、母グマの肝臓のDNAが一致した。