薬を誤投与、4時間超後に死亡 北九州の病院、90代女性

2025/09/01 19:58
 記者会見で謝罪する福岡県済生会八幡総合病院の古森公浩院長(左)ら=1日午後、北九州市
 記者会見で謝罪する福岡県済生会八幡総合病院の古森公浩院長(左)ら=1日午後、北九州市
 北九州市にある福岡県済生会八幡総合病院は1日、記者会見し、入院中の90代女性に誤って薬を薄めず投与する事案があったと発表した。女性は約4時間40分後、敗血症性ショックで死亡。病院は誤投与と死亡の直接の因果関係はないとした。

 病院によると、女性は3月、急性腸炎で入院した。入院翌日に血圧が急降下したため、主治医が「ノルアドレナリン」を薄めて投与するよう指示。伝言を受けた看護師は誤って薄めず投与した。誤投与から数分経過して心拍数が一時、過度に上昇。その後、容体は小康状態になったが、死亡したという。

 古森公浩院長は「薬の誤投与は事実であり、誠に申し訳なく思っている」と述べた。

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