4日、フランス・パリで開かれた有志国連合の会合後、ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と並んで記者会見するマクロン大統領(ロイター=共同)
【パリ、キーウ共同】ウクライナ支援の有志国連合は4日、パリで首脳会合を開き、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席した。ロシアとの戦闘終結後にウクライナに提供する「安全の保証」について議論。フランスのマクロン大統領は会合後、ゼレンスキー氏との共同記者会見で26カ国が部隊派遣への関与を約束したと明らかにした。
安全の保証に対する米国の関与は数日中に最終決定されると指摘。米国の関与の意思は「非常に明確だ」と強調した。ロシアが和平交渉を拒み続けた場合、欧州諸国は米国と連携し対ロ追加制裁を発動するとも述べた。
マクロン氏は「26カ国が部隊派遣や陸、海、空での展開」を約束したと述べた。派遣は「最前線ではない」として、あくまで平和目的だと強調した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは欧州外交筋の話として、部隊派遣の規模は1万人を超える見通しだと報じた。
ロシアは自らも関与した形で安全の保証の枠組みを構築すべきだと主張し、欧州有志国が検討する部隊派遣に強く反対。トランプ氏は4日、プーチン氏と近く協議する意向を示した。