5人が死亡する横転事故を起こした軽乗用車=3日午前9時43分、三重県警名張署
3日午前0時10分ごろ、三重県名張市上小波田の国道165号で軽乗用車が横転し、乗っていた10~30代ぐらいの6人が病院へ搬送された。名張署によると、うち男性2人、女性3人の死亡が確認された。他の男性1人は重傷。署は、定員(4人)を超過して走行していたとみており、身元の確認を急ぐとともに、経緯や現場の状況を調べている。
現場周辺の縁石にはこすったような跡があり、電柱には車が衝突したとみられる痕跡があった。車の屋根は事故の衝撃で「く」の字に大きく変形していた。署は、車が進行方向左側の縁石を擦りながら進み、電柱に激突した可能性があるとみている。
通行人が「車が横転し、出血して路上で倒れている人がいる」「車外に放り出されたようだ」と110番した。警察官が現場に駆けつけたところ、6人とも車外で倒れているのが見つかった。車は左側面を下にして横転していたという。
現場は山あいの片側1車線の緩いカーブで、制限速度は50キロ。車は名張市から津市方面へ走行していたとみられる。