自民、高市執行部が発足 麻生、旧茂木派を重用

2025/10/07 11:14
 自民党の臨時総務会で写真に納まる(左から)古屋圭司選対委員長、有村治子総務会長、麻生太郎副総裁、高市早苗総裁、鈴木俊一幹事長、小林鷹之政調会長
 自民党の臨時総務会で写真に納まる(左から)古屋圭司選対委員長、有村治子総務会長、麻生太郎副総裁、高市早苗総裁、鈴木俊一幹事長、小林鷹之政調会長
 自民党は7日、高市早苗総裁の下、党役員を正式決定し、新執行部を発足させた。総裁選で高市氏の勝利を後押しした麻生派と旧茂木派の重用が目立つ人事となった。高市氏は公明党の斉藤鉄夫代表と国会内で会談した。斉藤氏は連立合意を巡り、歴史認識や「政治とカネ」の問題に対する公明内の懸念を伝えた。結論は出ず協議を継続することになった。自公の連立協議が一度で合意に至らないのは極めて異例。

 一方、自民との政策協議を視野に入れる国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「自公の関係がどうなるかが分からなければ、われわれのコミットメント(関与)も定まらない」と述べ、静観する構えを示した。

 公明との協議に先立ち、鈴木俊一幹事長(72)は会見で「懸念を払拭し、互いの信頼関係をさらに深めたい」と述べた。約1時間半に及んだ自公党首会談では、公明が「政治とカネ」問題に時間を割き、企業・団体献金の受け皿を限定する規制強化案を提起した。自民は持ち帰った。

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