『なんでも鑑定団』戦災で失われた「幻の隕石」“歴史的大発見”に超絶鑑定額

2025/09/08 12:00
9日放送『開運!なんでも鑑定団』より(C)テレビ東京
9日放送『開運!なんでも鑑定団』より(C)テレビ東京
 テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』(毎週火曜 後8:54)のあす9日放送回には、太平洋戦争による戦災で消失したとされてきた幻の隕石・小城隕石(おぎいんせき)が登場する。歴史的大発見に超絶鑑定額が出る。

【番組カット】「普通の石には見えない」…戦後80年に奇跡の発見「幻の隕石」

 依頼人は兵庫県芦屋市に住む男性で、お宝は、もうこの世にはないと思われていた幻の隕石・小城隕石。渋谷区松濤に暮らしていた陶磁器コレクターだった祖父が残した数多くの陶磁器の中から発見されたもので、15年前に父から受け継いで調べたところ、太平洋戦争による空襲で消失したといわれてきたものが「ひょっとするとこれかもしれない」と思うようになったのだという。しかし、資料が多くまとめて調べてくれるところが見つからないため、「もう鑑定団にお願いするしかない」と番組に鑑定を依頼した。

 「小城隕石」は当時の記録によると、落下した隕石は4つ。小城藩によって回収され、そのうち小さな2つは以後の記録がなく所在不明。残る2つは明治時代に工部大学校で教鞭を執っていたイギリス人化学者、エドワード・ダイヴァース氏が成分分析を行い、重さが5.6キロと4.6キロだったという記録が残っている。4.6キロの隕石はイギリスの大英自然史博物館に寄贈されて、現在も収蔵されているが、5.6キロの隕石は東京・鍋島家が保管してきたものの、鍋島邸が太平洋戦争による空襲で被災して所在不明になってしまった。現在まで「戦災で消失した」といわれてきた。

 依頼品の隕石の重さを量ってみると5.64キロと記録とほぼ同じ。その事実に鑑定士は「震えが来ましたね」と語り、今田は「ザワッとくる…」と驚きを隠せず、スタジオの期待感は高まる。

 また、依頼品の「小城隕石」には、大英自然史博物館に隕石を送った際の返礼品と思われるスウェーデンに1869年に落下した「ヘスル隕石」と複数の文書が添えられている。文書には「外務省」と印字された便箋に書かれたものや、小城藩主だった「鍋島直虎」宛てに当時の外務卿「井上馨」が送ったと思われる書簡も。歴史的人物の名前に福澤朗は「井上馨ですか」と驚き、菅井友香も「これは本物じゃないか」と期待を寄せる。

 鑑定額がカウンターに表示されるとスタジオからは悲鳴が。鑑定結果を受けて今田は「(鑑定士の)興奮が伝わってきます」と話し、依頼人も「これが何かわかればホッとするかと思ったんですけど、逆に緊張しています」と語った。

■番組プロデューサーコメント
戦後80年という節目に、戦争で失われたと思われてきた<貴重な歴史的お宝>が発見されました!この大発見の影には、空襲で家々が焼かれる中で、後世に貴重なお宝を受け継ごうとした先人の想いがあるに違いなく、とんでもない大発見に驚くとともに世界の平和を願わずにいられません。鑑定士も驚きを隠せない歴史的大発見だけに、その鑑定額も衝撃的なものとなりました!驚きの歴史的大発見の瞬間を、ぜひご覧ください!

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