弔辞を読み上げた神田うの (C)ORICON NewS inc.
“デヴィ夫人”ことタレントのデヴィ・スカルノ、タレントの神田うの、はるな愛が10日、都内で行われた『第11回 エンディング産業展「デヴィ・スカルノ 生前葬イベント」に出席。デヴィ夫人の“生前葬”が執り行われ、神田が弔辞を読み上げた。
【写真】“イケメン”たちに運ばれるデヴィ夫人の棺
会場には、色とりどりの花で彩られ、デヴィ夫人の写真が飾られた祭壇が用意。スクリーンにAIデヴィ夫人によるエンディングムービーが上映された後、鮮やかな緑色の棺が運び込まれた。棺から登場したきらめくシルバーのドレスに身を包んだデヴィ夫人の前で、友人代表として神田が弔辞を読んだ。
緊張の面持ちでスタンドマイクの前に立った神田は、冒頭「夫人の嘘つき!」と勢いよく話しはじめ、「『私は108歳まで生きるの。煩悩の数まで生き抜くのよ』と、そうおっしゃっていたのに。こうして弔事を読ませていただく日が、こんなに早く来るだなんて、誰が想像したでしょうか」とデヴィ夫人の言葉を引用し、生前葬ながらデヴィ夫人を見送った体で悔しさを表現した。
また「私と夫人のご縁は、今から27年前、私が23歳の頃に美川憲一さんを通じて始まりました」とこれまでの交流を振り返った。「私自身も、夫人の優しさ、美しさ、強さ、たくましさ、勇敢さ、そして時に魅せられるチャーミングでキュートな一面が大好きでした」と明かし、「これからも夫人の生き方、美しさ、そして力強さは、私たち一人ひとりの心の中で輝き続けることでしょう。デヴィ夫人は永遠です」とメッセージ。最後には「夫人、今までかわいがってくださり、本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください」と感謝を表した。
■神田うの弔辞
夫人の嘘つき!だっていつも「私は108歳まで生きるの。煩悩の数まで生き抜くのよ」と、そうおっしゃっていたのに。こうして弔事を読ませていただく日が、こんなに早く来るだなんて、誰が想像したでしょうか。
先月8月15日、終戦記念日に、長年お茶を学ばせていただいている裏千家の大宗匠が102歳で天に召されました。あの大宗匠が102歳まで生きられたように、デヴィ夫人も必ず108歳まで生き抜かれるだろうと、そう本気で信じておりました。だからこそ、こうして弔事を述べている自分に、今もなお不思議さを覚えています。
私と夫人のご縁は、今から27年前、私が23歳の頃に美川憲一さんを通じて始まりました。それ以来、テレビの収録やロケでご一緒させていただいたり、お仕事を超えてプライベートでも大変親しくさせていただきました。私が50歳になった今でも変わらず温かく、そして愛情深く接していただいたこと、心から感謝しています。
夫人といえば、やはり強さ、そして美しさ、さらに有敢さの象徴です。とても85歳とは思えない若さ。若々しさとエネルギー、華やかさに溢れた生き方は多くの女性たちの憧れでした。そして、夫人の真の輝きは、華やかさそのものを力に変え、長年にわたりチャリティー活動に心を注がれてきたことにもありました。華やかで豊富な人脈を通じ、多くの人を集め、支援の輪を広げていかれるお姿は、夫人の優しさと誇りそのものだったと思います。
私自身も、夫人の優しさ、美しさ、強さ、たくましさ、勇敢さ、そして時に魅せられるチャーミングでキュートな一面が大好きでした。これからも夫人の生き方、美しさ、そして力強さは、私たち一人ひとりの心の中で輝き続けることでしょう。デヴィ夫人は永遠です。夫人、今までかわいがってくださり、本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。
神田うの