毒蝮三太夫、大山のぶ代さんを“毒蝮節”で偲ぶ 「もっと話しておけばよかった」と後悔も

2025/09/29 14:25
『声優・大山のぶ代さんを偲ぶ会』に出席した毒蝮三太夫 (C)ORICON NewS inc.
『声優・大山のぶ代さんを偲ぶ会』に出席した毒蝮三太夫 (C)ORICON NewS inc.
 昨年9月29日に90歳で亡くなった声優・大山のぶ代さんを偲ぶ会が29日、都内でしめやかに営まれた。発起人の1人である毒蝮三太夫が大山さんを偲んだ。

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 毒蝮は、大山さんとテレビ創成期からの親友であり、大山さんの結婚式では司会を務めた。この日は、発起人の1人として毒蝮が弔辞を読んだ。「会ったときから、昭和11年、同い年って。30年40年そう思ってた。聞いてみたら、昭和8年の生まれ、なんだ、俺より3つ上じゃないか!」と大山さんの年齢についてのエピソードをユーモアたっぷりに明かし、「麻雀やったり、別荘へ読んでいただいたり、サンフランシスコで花火をみたり、熱海で花火をみたり」とプライベートでも親交を深めた思い出を振り返った。

 会の後の取材では、大山さんとは「施設に入ってから1回もあってないんですよ。10年以上会ってない。行きたいといっても『会ってもわからないと思いますよ』って。だから元気な大山のぶ代が頭に残ってて」と告白。砂川さんが「ペコを遺していきたくない」と話していたことも明かした。

 また、大山さんについて、「すごく絶大な影響を与えたお姉さんだね。俺が毒蝮なら向こうはハブ。とにかくものをよく知ってた」と「歴史が好きで、戦争の話、空襲の話も、いま話してほしかったし、話したかっただろうね」思いを馳せた。「もっと話しておけばよかった、って今になるとそういう悔いばかりのこるね」と後悔もにじませつつ、「ドラえもんは、世界のドラえもん。それに出くわしたという意味では、大山のぶ代は幸せものだね」と功績を称えた。

 大山さんは、1933年10月16日生まれ、東京都出身。O型。1979年~2005年の間、テレビ朝日系アニメ『ドラえもん』のドラえもん役を担当。ほか、『名犬ラッシー』『ブーフーウー』『ハリスの旋風』などの声優を務める。夫は俳優の砂川啓介さん。

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