『いれいす Summer Tour 2025「えびばでぃ - 祭 - FESTIVAL !!」』の模様
2.5次元アイドルグループ・いれいすが、全国アリーナツアー『いれいす Summer Tour 2025「えびばでぃ - 祭 - FESTIVAL !!」』を完走した。27日、28日に神奈川・Kアリーナ横浜で開催されたファイナル公演をもって、全国5都市10公演にわたり行われたツアーを締めくくり、過去最大の動員数となる計9万人を記録した。
【ライブ写真】熱気が伝わる…!ファイナル公演のメンバーのソロカット
ツアー最終公演となった28日は、“お祭り”をテーマにしたステージで開幕。「やる気! 元気! バカ騒ぎ!」を掲げた演出は、祭囃子や提灯、スモークといった演出で彩られ、ストーリー仕立てで展開された。「祭りの神様のイタズラで学生の姿になったメンバーが、元の姿に戻るために9万人との夏の思い出を作る」というコンセプトのもと、7thフルアルバム『放課後アーカイブ』収録曲を中心に構成されたセットリストで、“今のいれいす”を提示した。
オープニングムービーを合図にショーがスタートし、1曲目「いれサマ!!!!!!!」から会場の熱気は最高潮に。続けて「夏☆らびゅ☆大作戦」「のんすとっぷ!L▽VEサマー(▽=ハートマーク)」と畳みかける展開に、ファン(いれりす)のコールが響き渡った。
幕間映像『【トークで】学校から脱出せよ イレギュラーミステリー』では、「他のメンバーに普段は言いづらい好きなところ」などをテーマに、コミカルなやり取りが繰り広げられた。ソロ/ユニットパートでは、初兎が「ただいま」、りうらが「SELFISH SCREAM!!」、-hotoke-が「いむいむ★エンジェルビーム」を披露。“子供組”3人による「Deeper codE(E=反転)」では、それぞれの個性が重なり、妖しさと色気をまとったパフォーマンスで魅了した。
ないこはMCで、「東京ドームワンマンライブ」という新たな夢を掲げ、感謝の想いを力強く語った。その後もIfの「未完成モラトリアム」、悠佑の「NAKEDANSWER」、“大人組”による「Hello Again」など、エモーショナルな楽曲が続き、各メンバーが自らのスタイルで想いを届けた。
後半の幕間映像では「ツンデレで感謝を叫ぶ」などの企画もあり、メンバーの照れながらの言葉に会場が沸いた。ライブ終盤には「C.O.G」「Place to be」「零番街」「CiRCUS」と続き、いれいすの表現力の幅を体現するステージに。バンドセッションを挟み、結成4周年記念ソング「愛をありがとう」では、メンバー同士の視線の交差やふれあいが印象的なシーンとなった。
そのまま本編を締めくくるかと思われたところで、いれいす初のWセンターソング「人生謳歌」、続けて「Stay High!!」を投下し、ジャンプの嵐でKアリーナを揺らした。
アンコールでは、武道館ライブのリード曲「星降るフェアリーテイル」を歌いながら客席を練り歩き、ラストのMCでは、ないこが「いれいすの夏ライブは“笑顔で帰ろう”がテーマ」と語り、Ifは「お前ら大好きだぞ!」とマイクを外して叫んだ。悠佑は「この人数を連れて東京ドームに行く」と宣言。ラストは「悠久休暇」で明るく締めくくられた。
ところがその直後、スクリーンに「ここからは撮影OK」の表示が現れ、ツアーダイジェストと“祭りの神様”によるスペシャル映像が上映。神様の声は「いれサマ!!!!!!!」の作詞作曲を担当したヒャダイン(前山田健一)であったことが明かされ、観客を驚かせた。
その流れで再び「いれサマ!!!!!!!」がWアンコールとして披露され、全編を通して会場を包み込んだ多幸感のままライブは終了。ラストには、いれいす結成5周年となる10月9日に『いれいす 5th Anniversary Online LIVE』を開催することがサプライズ発表され、歓声が沸き起こった。