第107回全国高校野球選手権鹿児島大会最終日は26日、鹿児島市の平和リース球場で決勝がある。強力な投手陣と堅実な守備で勝ち上がってきた第1シード神村学園と、長打力のある打線で勝ち進んだノーシードれいめいが激突する。
両チームが夏の県大会決勝で対戦するのは初めて。勝てば神村は3年連続、れいめいは1980年の川内実時代以来の夏の甲子園出場となる。
神村は4試合で1失策と堅守を誇る。昨夏甲子園で完投した最速150キロ超のエース早瀬、11回を投げ被安打2の千原、同じ回数を投げ無失点の窪田など強力な投手陣がそろう。打線は出塁率が6割超の1番結城が好調を維持。打率4割7分の入耒田、チャンスに強い3番今岡、4番梶山で確実にかえす。下位の奮起も鍵になる。
れいめいは長打率4割8分で、各試合平均10安打以上。どこからでも得点できる強力打線を有する。本塁打を放った谷口は打率5割超、長打率9割超で絶好調。浜田、平野も打率が高い。矢野はチームで2番の長打率がある。投手は3試合を完投し30奪三振の左腕エース伊藤、13回を投げ無失点の和田の2人がテンポよく打ち取る。