「どんな高校でもチャンスがある」公立校の野球部を指揮して29年――甲子園ベスト4“鹿工旋風”も起こした中迫さんに育成功労賞

2025/08/16 21:06
〈資料写真〉鹿児島工などで監督を務めた中迫俊明さん=2006年7月
〈資料写真〉鹿児島工などで監督を務めた中迫俊明さん=2006年7月
 第107回全国高校野球選手権大会の育成功労賞表彰式は15日、兵庫県西宮市の甲子園球場であった。全国の計49人が受賞し、鹿児島工や川内などで監督を務めた中迫俊明さん(66)ら8人が現地で表彰を受けた。

 中迫さんは29年間、県内公立校の野球部を指揮。2006年に鹿工を夏の甲子園初出場に導き、4強入りした。22年春に川内で監督生活を終えた。

 受賞に当たり「『どんな公立校でも10年に1度はチャンスがある。今年がその年と思って毎年頑張る』の言葉を胸に刻み走り続けた」と振り返る。後進の指導者へ「諦めずに追い続ければ、いつかかなうことがある」と言葉を贈った。
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