[曽於]結束力強め9位以上へ
(2月11日 11:28)
低迷したおととしの11位から、昨年は浮上して9位に滑り込んだ。選手層が格段に充実したとは言えない中で、何としても9位を死守し、さらに上位をうかがう。
大きなけが人もなく仕上がりはおおむね順調。今季は「現状維持は衰退である」を合言葉に練習を積み重ねてきた。絆を力に結果につなげる。
増田、安川の二枚看板に、志學館大の小田が柱として加わったのは大きい。中学、高校と着実に実績を積んでおりスピードがある。実力を備えた増田はミスがなく確実な走りでチームを引っ張る。安川もスピードがあり、レースプランを立て走りきることができる。
社会人の主力である稻留、鮫島、キャプテンの櫻木も頼もしい。有言実行の稻留、たたき上げの鮫島、ダイナミックな走りが魅力の櫻木。互いに刺激し合い、チームに活を入れる。実力のある大迫、七里の走力も見逃せない。
中脇、四俣、吉村、岩松らベテラン勢も健在だ。自己記録を更新し続ける40代の中脇は「この年齢になっても楽しい」と言い、練習量も多くなった。
ラストランになる四俣の奮闘に期待がかかる。経験豊富な吉村も堅調だ。こつこつ練習に打ち込んできた岩松も安定している。中野、増野、米永、加治屋は底力がある。
高校生は野口以外は初出場。倉岡、大山、福満、東泊のチャレンジ精神を持った走りが見ものだ。2年目の松下監督は「郷土入りの第4日は日間優勝を目指す。チームの結束力を強めたい」と決意を語った。