鹿児島に初寄港した飛鳥Ⅲ=6日午前、鹿児島市のマリンポートかごしま
日本船籍の客船では最大のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」(5万2200トン)が6日、鹿児島市のマリンポートかごしまに初寄港した。本港区北ふ頭を合わせた鹿児島港への寄港は今年108回目となり、同港の年間過去最多だった2017年に並んだ。
飛鳥Ⅲは、日本郵船傘下の郵船クルーズ(横浜市)が、約34年ぶりに新造した全長約230メートルの豪華客船で今年7月就航。381の客室全てに海を眺められるバルコニーを備える。今回は神戸発着で鹿児島と長崎をめぐるコースで、日本人約760人が乗船する。
マリンポートでは「おもてなし隊」のメンバーらが旗を振り出迎えた。岸壁では歓迎式典もあり、飛鳥Ⅲの神谷敏充船長(49)は「魅力あふれる鹿児島を目いっぱい堪能したい」とあいさつした。